Tokyo Midtown Awardコンペ
キャンドルスタンド「 3 air filters 」

ゆらめく炎は安らぎをもたらします。

しかし現代の日本の住宅事情では危険性と隣り合わせで、なかなか手を出しにくい存在です。そこで異なる透明素材を層状に構成して、火を三層の空気でくるんだキャンドルスタンドを提案しました。
3air-4

この3層の構成によって得られるキャンドルスタンドの特性は次の5つ。

  1. 風が吹いても消えない

    • 吸気用と排気用の穴が同じ側に開いており、風が吹いてもスタンド内は等圧となり、吹き消えません。
    • 例えばレストランの屋外デッキといった環境でも使えます。
  2. ぶつけても割れない

    • 1層目は耐熱ガラス
    • 2層目は通常のガラス
    • 3層目の最外部は衝撃に強いポリカーボネート
  3. 水がかかるところでも使える

    • 屋外や浴室で使った場合、水がかかると熱収縮によって熱割れを起こす可能性がありますが、3層の殻によって熱割れを回避できます。
    • 水がかかっても火が消えません。
  4. 触ってもやけどしない

    • 3層の空気層によって、熱された空気が迂回しながら上昇して順次空気と混ざっていき、最外部は触れることができる温度まで下がります。
    • 赤ちゃんがいても安心して使えます。
  5. 倒れても引火しない

    • 空気を迂回させるための穴は、180度互い違いに配置してあります。倒れても引火せず、溶けたロウが流れ出ません。

火を安全にコントロールすることができるようになれば、心休まる時間を手軽に楽しめると思い提案しました。