超断熱の家:上棟式 強風来る!

上棟式を行ないました。

朝晴れのいい天気ですが、午後には強風来襲の可能性があるそうで、、、。どうなるか?
すでに風が強く、現場では緊張感が走ります。2日前の強風時にはシートが風を受けて足場が少し浮いたとのこと。屋根に掛けていたブルーシートを剥いで、作業が始まります。

角部の複雑な処理をしつつ、登り梁の間に断熱材を落とし込みつつ、24mm合板が敷かれます。見えにくいですが気密処理のため、24mm合板と桁の間に気密テープを挟んでいます。

プレカットされたジャストサイズの断熱材を落とし込みながら24mm合板を貼っていきます。

午後の強風来襲に備えてブルーシートの準備をしつつ上棟式の準備をします。

家族で出席し、1階の建物の四方にお清めをします。
お米とお塩、お酒を撒きます。
私はお酒に蟻が寄ってこないか?、塩で金物が錆びないか?とヒヤヒヤでしたが、、、ただ日本古来の美意識も感じました。今まで何度も体験していることですが、自宅となると意味合いが少し違いますね。

、、、で工務店社長、監督、大工さん、家族の全員で無事、上棟式を終えました。

ところが、、、天気予報通りではあったのですが、、、ものすごい風が吹き始めました。
シートがめくれ上がること、めくれ上がること。

10m以上のスパンのシートが一気に持ち上がります。

桟木を打ち付けてめくれ上がりを防ぎます。
材料というのは家を作る部材になるだけでなく、作る過程でも活躍します。

シートが大きく膨れるので、どうやってシートを貼るか協議中です。

完全にブルーシートに覆われた建物の中はこんな感じになります。
あんまり見たことないでしょう?
シートの下に、斜めにロープを貼っているところですが、これを設置しないとシートの上に雨水が溜まってしまいます。雨水が貯まるだけなら良いですが、シートが雨水の重みに耐えられなくなると、一斉に室内に水が流れ込んでしまいます。
ロープを貼ることでシートに雨水が溜まらないようにしているのです。

超断熱とはあまり関係ない内容になってしまいましたが、建物を作るということはお天道様との調整の連続でもあり、家の本来の役割や意味とは何なのか?ということに気付かされます。我々が普段住んでいる住まいで、天候が荒れても不安にならずに済んでいるのは、家が自然から守ってくれているからなのですね!

そして超断熱の家が目指すのは天候を守るだけでなく、都心の過酷な条件から、家族を守ってくれる家でもあります。