リビングのペンダント照明
お客様の引っ越し直前にリビング照明が到着。
竣工写真に写っていなかったのはひもが長すぎて特注だったからです。
計画の初期段階では同じで長さで設置する予定でした。
しかし地震の揺れが激しい場合、ガラス同士がかち合って割れてしまう可能性があることに気づき、どうやって回避するか思案を重ねました。
カタログに大量にペンダント照明が載っていたので、なにか対策があるに違いない、と思って照明メーカーに問い合わせたところ、
ですから皆さんペンダントは使わないですよねー。ははは」
アイディアでなんとか乗り越えてみせる!と意気込んで、シンプルな方法だけど、ひもの長さを変えればいい!と気づきました。回転半径が異なれば、絡まることはあっても、かち合うことはないはずです。可愛い照明でしょう?
木製ブラインド / 転落防止用メッシュ
リビングの大窓にも木製ブラインドが入りました。子ども転落防止用ネットも無事張り終えました。メッシュの右下に穴が空いていますが、猫階段との行き来のために寸法指定した穴を加工してもらっています。
いったん左に寄せて閉じたところ。
ハンドルを回すと羽が回転して閉まります。これなら真夏でも大丈夫ですね。真冬は部屋の奥まで陽が差し込み、暖かい室内環境を作ります。
高さをずらしたことで螺旋状の位置関係となり、見る角度によって表情が変わります。
引っ越し直後なので荷物があふれかえっていますが、これからのご家族の生活に希望が灯ったような感じに思えました。
道路の舗装
数ヶ月経って、こちらもようやく助成金が下り、綺麗に舗装されました。
猫階段
初対面の猫君に「猫階段の調子どう~?」と話しかけて近寄ると・・・・
!? !!! サササッ・・・
「あっ、逃げなくても・・・。」(笑
メッシュの穴もちょうど良いサイズで、猫階段も慣れた感じで上り下りしているようで安心しました。
この猫階段はお施主様と何パターンもつくって、どうすれば猫が上り下りしやすく、インテリアの一部として馴染むか一緒に考えました。
お子様はまだ赤ちゃんですが、やんちゃになって登った時の強度対策をどうするか、部屋の目立つ位置に来るので素材をどうするか、など多岐に渡って検討しました。最終的には窓枠に合わせ、カバ桜の集成材を使っています。ほんのり桜色をしています。