ゆらめく炎は安らぎをもたらします。
しかし現代の日本の住宅事情では危険性と隣り合わせで、なかなか手を出しにくい存在です。そこで異なる透明素材を層状に構成して、火を三層の空気でくるんだキャンドルスタンドを提案しました。
この3層の構成によって得られるキャンドルスタンドの特性は次の5つ。
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風が吹いても消えない
- 吸気用と排気用の穴が同じ側に開いており、風が吹いてもスタンド内は等圧となり、吹き消えません。
- 例えばレストランの屋外デッキといった環境でも使えます。
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ぶつけても割れない
- 1層目は耐熱ガラス
- 2層目は通常のガラス
- 3層目の最外部は衝撃に強いポリカーボネート
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水がかかるところでも使える
- 屋外や浴室で使った場合、水がかかると熱収縮によって熱割れを起こす可能性がありますが、3層の殻によって熱割れを回避できます。
- 水がかかっても火が消えません。
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触ってもやけどしない
- 3層の空気層によって、熱された空気が迂回しながら上昇して順次空気と混ざっていき、最外部は触れることができる温度まで下がります。
- 赤ちゃんがいても安心して使えます。
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倒れても引火しない
- 空気を迂回させるための穴は、180度互い違いに配置してあります。倒れても引火せず、溶けたロウが流れ出ません。
火を安全にコントロールすることができるようになれば、心休まる時間を手軽に楽しめると思い提案しました。