杉並区荻窪の家:縁側土間コン打設

だんだん暑くなってきました。

中庭に面する縁側空間の土間上にモルタルが塗られました。
縁側の基礎が建物本体からすこし隙間が空いていますね?
建物の基礎の外側には断熱材が同時打ち込みされており、縁側の基礎からの熱橋を絶縁するために離しているのです。

メッシュ配筋のかわりにバルチップという補強繊維をモルタルに混ぜて土間打ちします。
※セメントコンクリート用ポリオレフィン系補強繊維

針金の集まりにように見えますが、一本一本は柔らかいです。

決められた量を混ぜていきます。

職人さんも初めて使う素材のようで、えらく苦労されたようです。

鉄筋の金額が上がっていますから、土木でよく使われるような製品も積極的に活用していきたいところです。

もし打設が終わってポリオレフィン系補強繊維が多少飛び出しているようなことがあっても、バーナーで炙ればなくなってしまいます。また、将来的に廃棄する段階でも一定の%以下の含有量なため、再生砕石として利用できます。