伝統芸能の継承と観光の拠点施設のコンペ応募案です。
「大きな影を重ねる」というコンセプトです。
この提案の主役は光ではなく影です。
日本の建築が培ってきた影の奥行きを重ねることで、芸能の稽古、発表、観光の賑わいまで受け止められる器をつくれないか。
湿り気を含んだ影、構造の軸組や庇からくる水平垂直の影、ふすまや垣根が生み出す平面重層的な影、、、こうした影のあり方は私たちにとって身近なものですが、あらゆる日本の伝統文化に影響を及ぼしてきたものであり、私たちの感性の源になっていると思います。
様々な伝統芸能の「活動と発信の場」とするために日本の「影」が持つ文化的な許容力を活かした建築にしたいと考えました。影を透かして見える源氏山を背景に、様々な活動が生き生きと展開されるような施設を目指しました。

薪能(たきぎのう)とは、かがり火を焚いた野外の舞台で、能や狂言を演じる伝統的な芸能のことですが、こうした演舞も催されます。

[ 2013年 ]








