周囲を住宅に囲まれた都心の分譲住宅において、「最上階をどう使うか」が、この計画の大きなテーマでした。3階建ての屋上にルーフバルコニーを設けることで、空と眺望を日常の中に取り込んでいます。
分譲住宅は都心の場合、間口が狭いことが多いのですが、この物件の場合は比較的間口に余裕がありました。3枚建てのサッシの両脇に3尺の耐力壁が入れられるというのは、なかなかありません。
ビルドインガレージと玄関を並列に配置すると、1階奥の部屋と脱衣所との取り合いがうまくいかない・・・。
そこで45度に壁をふって、斜めに部屋へアクセスするプランを思いつきました。
土地の形状の奥側が広がっているのを利用して、スリット窓を設けて、北側の部屋にも採光が取れるようにしました。
将来的に部屋を右奥に設けたい場合、引き戸を増設できるようにしてあります。
第1種住居地域の住宅街においてルーフバルコニーを設けると、このような眺めを得ることが出来ます。
竣工年:2012年
Photo : Ishii Atelier


















