荒川区東日暮里 藤掛(フジカケ)駅前店舗

特殊生地の老舗、藤掛さんが日暮里繊維街に引っ越し

特殊生地や衣装装飾品を扱う藤掛さんの引っ越しにあたり、店舗や倉庫の改修の設計監理を務めさせていただきました。

藤掛さんは創業が昭和3年という、実に90年以上の歴史を持つ老舗です。
「特殊生地」という用語がピンと来ないかもしれませんが、普通では入手できないユニークな生地を扱っている、プロ御用達のお店です。(もちろん一般の方も来られます。)

舞台衣装や社交ダンス、フィギュアスケート、テレビに出てくる演出的な衣装など、特殊な衣装の素材となる生地を扱っています。昨今のコスプレブームなどもあって、コスプレ衣装を趣味で作るためにお買い求めになるお客様もいらっしゃいます。

今回は台東区の寿から全社的に引っ越すことになり、日暮里繊維街通りに本社本店倉庫フリカケ(特殊アクセサリーを扱う藤掛さんの姉妹店)と4箇所での展開です。

新店舗に関しては賃貸契約から内部解体、設計、施工、引き渡しまで約2ヶ月という心臓破り(?)のスケジュールでしたが、令和元年5月6日に新店舗オープンとなりました。

日暮里の駅前のビル

全部で9テナントを抱える、日暮里の駅前ビルです。

黄色地に青文字は藤掛さんの企業カラーです。
「生地」の文字が見えてきました。
このテナントビルの2階に店舗が入っています。

2階に上がる外階段

LEDを仕込んだ黄色い看板が目印です。

EVエントランスホール

店舗デザインにあたり、将来的な自由度を可能な限り確保しておきたい、というご要望をいただきました。

このテナントはもともとチェーンの居酒屋さんが入っていました。
下の写真の右奥の段差は居酒屋さんの厨房ゾーンでした。
店舗面積を少しでも広く取るために解体したいところですが、
上階は24時間営業のインターネットカフェ。。。
コンクリートの解体工事は騒音が出るので、あえて段差を活かす方向性でまとめ、布の価格帯やシリーズを変えるスペースにしました。

この奥にネット注文の生地カットスペース、さらにその奥に休憩スペースがあります。

トイレ

そしていよいよ、、、オープン!

生地の特殊性とも相まって、様々な布が所狭しと並んでいます。
一つ一つの布をじっくり見ていくと、結構面白いです。
「縦糸と横糸を交互に交差させて布を作る」なんて単純な世界ではありません。
2.5Dとも言うべき立体性を持った布など、製造プロセスが想像できない布ばかりです。
こういう世界があることを初めて知りました。
真っ白な空間にしたので、色とりどりの布が際立ちます。
↓クリックすると拡大します。他の写真も拡大できます。

この圧倒的な密度!
商品はどんどん売れていき、新商品もどんどん入荷されてくるので、日々、生き物のように入れ替わっていきます。

お客様はメートル単位で大量に生地をお買い求めになるので、日暮里繊維街にはキャリーケースを引いているお客様がたくさんいらっしゃいます。

社長を始め、社員さんはみんな輝いてるなあ、と感じました。
新しいことにチャレンジして向かっていく気風に、老舗とは思えない瑞々しい力を感じました。

日暮里にお越しの際は是非、藤掛さんにお立ち寄りください。

PHOTO:Rio Kurosawa

藤掛オフィシャル・ホームページ

衣装生地・特殊生地を扱う専門店『藤掛株式会社』です。 当店はバレエやダンス、ステージ衣装やコスプレなど様々な用途に合わせた商品を豊富に取り揃えています。