超断熱の家:上棟2日目です。
3階の床の施工に突入。
下に床が凹んでいるところはルーフバルコニーです。
ここで工務店の社長も参戦。
この物件で最も肝の一つである、「斜め上り梁」に施工に加わっていただきました。
工務店社長が来ると、現場の気合いや雰囲気が変わるのを感じます。
吹抜空間の大梁もかかり始めました。
敷地が台形のため、斜め梁に直交して登り梁がかかる、というイレギュラーが生じます。
左側が9.49寸勾配、右側の屋根が6寸勾配です。
24mm合板を屋根全面に貼って、屋根の水平構面を固めます。
梁はすべて斜めカット加工されて、合板がピッタリ載るように計算されています。
恐る恐る屋根の上に登ると、ひいいい、怖い。。。
今回の立地の場合、年間を通じて6寸勾配の時、太陽光パネルが最もバランス良く発電する角度になることを確認した上で屋根勾配を決定しましたが、この角度は上に登ると結構怖いです。
職人さんたちがひょいひょい登っているので、すごいなあと思います。
ルーフバルコニーを見下ろしてみました。
、、、怖い、、、。
2階リビング・キッチンからの見上げです。
設計の意図通りの内観になりそうです。
東の朝日を取り入れつつ、空を切り取る窓を想定しています。
(本件では実験的に東面だけ、外付けブラインドを設置します。
不要であれば開け閉めしないで、必要とあらば南面にも設置します。)
ちなみにパッシブ設計では東西の太陽は要注意とされています。
夏における、室内の高温化、及び冷房負荷の増大につながるからです。
でも、VITにとって、朝日をしっかり取り込むことは、大事なデザインの一つです。
朝日は一日のはじめに太陽からもらえる「元気の源」です。
今日も一日がんばるぞ!って気分になります。
弊社にとっては、こういうことも大事なんです。
「温熱基準」を満たば、それで良いわけではないんです。
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そろそろ日も暮れ始め、本日の工程を終えてブルーシートを掛けます。
こういうのを「養生」といいます。
体を休めることを「養生」と言いますが、「現場をいたわる」という言葉でしょうか?
昔の人のネーミングは含蓄があります。
ちなみにこの家は耐震等級5相当です。
すなわち建築基準法が定める強度に対して、2倍の強度があります。
100年耐久の家を目指すなら、このぐらいの強度がほしいです。
(もしくは耐震等級3+制振装置等)
国の基準は「倒壊しないこと」を目指して体系付けられていますが、
弊社は大震災後も「住み続けられること」を主眼においています。
続いて屋根、床断熱の1層目の断熱材である、ミラフォームλ(ラムダ)を入れていきます!